先日、テレビでエアコンのカビ風について
特集されていました。
お掃除機能付きのエアコンでも、フィン部分に埃やカビが付いて
カビ風と言うものが出てきてしまう。
しっかりと掃除しないと、カビを含んだカビが
部屋中に蔓延してしまうので
エアコンを使っていたら、変な臭いがするなと感じたら注意が必要です。
喘息などの呼吸器疾患の原因になる事もあるので
特に小さなお子さんが居る家庭では、早めに専門業者に
エアコンクリーニング依頼しましょう。
エアコンのカビ風で呼吸器疾患になる?
以下の、ヤフーニュースの記事
「エアコン「カビ風」に要注意「呼吸器疾患も」 水分&ほこりで発生 簡単対策は?」
で専門家の意見として紹介されていたのが
カビの特徴について、専門家こう話します。
千葉大学真菌医学研究センター
矢口貴志准教授
「温度が20℃を超えて、湿度が60%を超える。そして、カビはあらゆるものを栄養源とすることができますので。家庭内におきましては、ほこりがたまりやすい場所に多く発生します」
中でも夏場のエアコンは、カビが好む環境がそろっているといいます。
矢口准教授
「エアコンを使いますと、中に水分がたまりやすくなります。そこの部分に、ほこりが含まれますと、カビが生えやすくなります」
エアコン内部のカビが風に乗って、室内をどれくらい舞っているかを可視化した実験映像を見ると、エアコンをつけた後は風に乗って部屋の広い範囲にカビが漂っていることが分かります。
カビ風を吸い込むと、体に影響があるのでしょうか?
池袋大谷クリニック
大谷義夫院長
「この時期、エアコンのカビが気になると思うんですけども、カビを吸い込むことによって、呼吸器の疾患になってしまう方もいる。多くの方は、せきぜんそくやぜんそくで、長引くせきに悩む方が多いんですけども。一部の方が過敏性肺炎、アレルギー性の肺炎になってしまう」
エアコンからカビ臭い風が出る原因
エアコンからカビ臭い風が出る主な原因は、エアコン内部に繁殖したカビや細菌です。では、なぜエアコン内部でカビが発生するのでしょうか?以下に主な原因をまとめました:
- 湿気の蓄積:エアコンの冷却過程で発生する結露が、内部に湿気を蓄積させます。
- ホコリの堆積:フィルターや内部に溜まったホコリが、カビの栄養源となります。
- 適度な温度:エアコン内部の温度がカビの繁殖に適しています。
- 換気不足:長期間使用しないと、内部の空気が滞留し、カビが繁殖しやすくなります。
これらの条件が重なることで、エアコン内部は絶好のカビ繁殖環境となってしまうのです。特に梅雨時期や夏季は湿度が高くなるため、カビの繁殖リスクが高まります。
🔍 カビ臭さチェックポイント
- エアコンをつけた直後に独特の臭いがする
- 運転中に時々、カビ臭い風が出る
- エアコンの吹き出し口付近が黒ずんでいる
- フィルターに黒い斑点や緑色の汚れがある
これらの症状が一つでも当てはまる場合、エアコン内部にカビが発生している可能性が高いです。早めの対策が重要です。
カビ風が健康に与える影響
カビ臭い風を放置することは、単に不快なだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。エアコンから発生するカビは、空気中に胞子を放出し、それを私たちが吸い込むことで、様々な健康問題を引き起こす可能性があるのです。
カビ風による主な健康リスク:
症状 | 詳細 |
---|---|
アレルギー反応 | 鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー症状が現れる可能性があります。 |
呼吸器系の問題 | 喘息の悪化や、慢性的な咳、気管支炎などの症状が現れることがあります。 |
皮膚トラブル | 湿疹やかぶれなどの皮膚症状が現れる可能性があります。 |
頭痛やめまい | カビ臭い空気を長時間吸い続けることで、頭痛やめまいを感じることがあります。 |
特に、アレルギー体質の方や小さなお子様、高齢者、免疫力が低下している方は、カビの影響を受けやすいので注意が必要です。快適な生活環境を維持するためにも、エアコンのカビ対策は重要なのです。
エアコンのクリーニング方法
カビ臭い風を解消するためには、定期的なエアコンのクリーニングが欠かせません。ここでは、自宅で簡単にできるエアコンのクリーニング方法をステップバイステップで紹介します。
基本的なクリーニング手順:
- 電源を切る: 安全のため、必ずエアコンの電源を切り、コンセントからプラグを抜いてください。
- フィルターの取り外し: エアコンのカバーを開け、フィルターを取り外します。
- フィルターの洗浄: 中性洗剤を溶かしたぬるま湯でフィルターを優しく洗います。
- フィルターの乾燥: 洗ったフィルターは日陰で完全に乾かします。
- 本体内部の清掃: 掃除機や専用のブラシを使って、本体内部のホコリを取り除きます。
- 除菌スプレーの使用: エアコン用の除菌スプレーを内部に噴霧します。
- フィルターの取り付け: 乾いたフィルターを元の位置に取り付けます。
💡 プロのテクニック
エアコンのファンを手動で回し、内部に付着したカビやホコリを落とすことで、より効果的にクリーニングできます。ただし、無理に回さないよう注意しましょう。
このような基本的なクリーニングを月に1〜2回行うことで、カビの繁殖を防ぎ、快適な空間を維持することができます。
カビ風を予防する日常のケア
カビ臭い風を予防するためには、日々のケアが重要です。以下に、エアコンのカビを予防するための効果的な方法をまとめました。
カビ予防のための7つのポイント:
- 定期的な換気: エアコン使用後は窓を開けて換気し、室内の湿気を逃がします。
- 除湿機の活用: 湿度の高い季節は除湿機を使用し、室内の湿度を60%以下に保ちます。
- フィルターの定期清掃: 2週間に1回程度、フィルターを掃除します。
- 内部乾燥運転: エアコンの内部乾燥機能を活用し、内部の湿気を取り除きます。
- 送風運転: エアコンを止める前に、10〜15分程度送風運転を行います。
- プラズマクラスターイオン: イオン発生機能付きのエアコンを使用すると、空気清浄効果が期待できます。
- エアコンカバーの使用: 長期間使用しない時期は、エアコンカバーを使用してホコリの侵入を防ぎます。
🌿 自然の力を活用
除湿・消臭効果のある観葉植物(サンセベリアなど)をエアコン周辺に置くことで、室内の湿度管理と空気清浄に役立ちます。
これらの予防策を日常的に実践することで、エアコンのカビ発生リスクを大幅に減らすことができます。快適な空間づくりは、日々の小さな心がけから始まるのです。
プロによるクリーニングサービス
自分でのクリーニングには限界があります。特に長年使用しているエアコンや、カビの繁殖が進んでいる場合は、プロによるクリーニングサービスを利用することをお勧めします。
プロのクリーニングサービスのメリット:
- 徹底的な洗浄: エアコンを分解して内部まで徹底的に洗浄します。
- 専門的な技術: プロの技術と専用の機材で、頑固な汚れやカビも除去できます。
- 時間の節約: 自分でやるより短時間で効果的なクリーニングが可能です。
- 安全性: 正しい洗剤の使用と適切な作業で、エアコンを傷めるリスクが低減します。
- アドバイス: 今後のメンテナンス方法についてプロからアドバイスがもらえます。
サービス選びのポイント:
- 価格: 一般的に8,000円〜20,000円程度。複数の業者から見積もりを取りましょう。
- 実績: 会社の実績や顧客の評価を確認しましょう。
- 保証: クリーニング後の保証内容を確認しましょう。
- 使用する洗剤: 環境や健康に配慮した洗剤を使用しているか確認しましょう。
⚠️ 注意点
エアコンの製造年や型番によっては、分解クリーニングができない場合があります。事前に業者に確認しましょう。また、保証期間中の場合は、メーカーに相談するのが賢明です。
プロによるクリーニングは、年に1回程度行うのが理想的です。特に、夏のエアコン使用シーズン前に行うと、快適な夏を過ごせます。
まとめ:快適な空間を維持するために
エアコンのカビ風対策は、快適で健康的な生活環境を維持するために非常に重要です。この記事でご紹介した方法を実践することで、カビ臭い風の問題を大幅に改善できるはずです。
カビ風対策の要点:
- 原因を理解する: カビが発生する仕組みを知ることで、効果的な対策が立てられます。
- 定期的なクリーニング: 月1〜2回の基本的なクリーニングを習慣化しましょう。
- 日常的なケア: 換気や除湿など、日々の小さな心がけが大切です。
- 適切な製品の使用: 効果的な洗浄・除菌製品を選んで使用しましょう。
- プロの力を借りる: 年に1回程度、プロによるクリーニングを検討しましょう。
カビ対策は一朝一夕には完結しません。継続的な取り組みが必要です。しかし、その努力は必ず報われます。清潔で爽やかな風が吹き抜ける部屋で過ごす快適さは、何物にも代えがたいものです。
この記事を参考に、あなたのご家庭でもエアコンのカビ風対策を始めてみてはいかがでしょうか?快適な生活空間づくりのために、今日からできることから始めましょう。
💡 最後に一言
エアコンのメンテナンスは、省エネにもつながります。カビ対策は、快適性向上だけでなく、電気代の節約にも貢献するのです。健康的で経済的な生活のために、定期的なエアコンケアを心がけましょう。
カビ風の問題でお悩みの方、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。快適な夏をお過ごしください!
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